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COLUMN

【京都/河原町】昭和九年創業の~文化と自由のオアシス~「フランソワ喫茶室」️

阪急河原町駅から徒歩1分

今回は、京都河原町にある昭和九年創業の町屋を改装したカフェ「フランソワ喫茶室」に行ってきました!

いつ来店しても人の列が絶えない、過去の歴史を保ちつつ、今の若者から高齢の方まで、幅広い層に大人気のお店。

そんな芸術と文化を感じることができる「フランソワ喫茶室」を今回は正直にレビューしていきます!

昭和の時代からある古き良き喫茶店です。

目次

    1.「フランソワ喫茶室」 ってどんなとこ?

    阪急河原町駅からわずか50m、徒歩わずか1分の距離に位置するこのお店は、河原町駅の1A出口を出て、先斗町とは逆方向に歩いていくとすぐにたどり着ける便利な場所にあります。昼から夜まで絶え間ない行列ができるほどの人気店で、周辺に足を運ぶと簡単に見つけることができます。

    お店の外観は白を基調としたレトロな雰囲気が漂い、異国情緒あふれる場所となっています。歴史を感じさせる外観からは、この場所が特別な経緯を持っていることが伺えます。戦時色が深まり、自由な言論が困難になっていく時代において、反戦や前衛的な芸術を議論する場として、創業時のオーナーはフランソア(Francois)を提供しようとしたとのこと。その志が現在も受け継がれていることが窺えます。

    また、お店の設計には若い芸術家が関わり、さらには日本だけでなくイタリアの影響も受けているそうです。外観は西洋の街並みを意識して作られ、異文化の融合が見て取れる素敵なデザインとなっています。これらの要素が複雑に絡み合い、訪れる人々に独自の雰囲気と歴史を感じさせてくれることでしょう。

    昔に作られたとは思えないぐらいの綺麗さと海外風を感じることができました。

    お店の建物そのものが平成15年に国の登録有形文化財に指定されたそうで、昔から変わらないお店の雰囲気を楽しむことができます。

    未就学児の入店と通話や喫煙をお断りしているのもこちらのお店の特徴です。

    奥にあるステンドグラスなども、その当時ではあまり使われていることが少なく、お店を作った芸術家の仲間がこちらを考えていたのだとか。

    外観からゴージャスな雰囲気を感じることができるのですが、当初から去るん風の贅沢な喫茶店であったそうです。

    登録有形文化財にも指定されている建物になっています。

    店内は豪華客船のホールをイメージした内装になっているそうで、優雅な白い天井、赤いビロードの椅子、壁にかけられた「モナ・リザ」の複製など、その当時から使われているものが使われています。

    戦時中は自由に言論をすることが困難だったため、喫茶店という場を通じて、言論を広げられる場所を作るということも目的に置かれていたのだとか。

    戦況が厳しくなり、コーヒーも提供できなくなった時代もあったが、画家・藤田嗣治、映画監督・吉村公三郎、演出家・宇野重吉、フランス文学者・桑原武夫、矢内原伊作といった文化人たちが通ったそうです。

    今でもその時代に合ったものを見ることができるので、カフェを楽しむのはもちろん、文化的背景を見ながら楽しむのも一つですね!

    言論の場所となった喫茶店が今でも同じ形で残っています。

    奥へ進むと、白を基調とした贅沢な空間が広がっています。壁一面には美しい絵画が飾られ、部屋全体に趣ある暖炉が設置されています。まるで美術館にでも迷い込んだかのような雰囲気で、店内には店主の情熱と歴史が息づいています。

    この特別な場所では、座席からは店員たちが丹精込めて商品を作っている様子を見ることができます。その様子はまさに職人技の粋を極めており、時間をかけて丁寧に作られることが伝わってきます。

    店内を見渡せば、店員たちが着用している服装が目に入ります。彼らは修道士のような衣装を身にまとい、まるで昔ながらの伝統を守り続けているかのようです。その風貌から、この喫茶室が歴史と伝統を大切にし、受け継いでいることがうかがえます。

    ここは単なる喫茶店ではなく、まるで物語の中に出てくるような不思議な場所です。時の流れを忘れ、昔懐かしい雰囲気に包まれたフランソワ喫茶室で、贅沢なひとときを過ごすことができそうです。

    奥に行くと白基調の雰囲気が少し変わる店内になっています。

    2.メニュー紹介

    メニュー表はこちらになります。

    豊富なメニューが揃ったこのお店では、コーヒー系メニューが6種類、紅茶系メニューが5種類と、その他にも飲み物が10種類も楽しめます。更に、アルコールメニューもビール、ウィスキー、ブランデーといった洋酒がラインナップされ、多彩な選択肢が魅力です。特に、「洋酒」という一括りのまとめ方は、過去の雰囲気を感じさせ、懐かしい気持ちがこみ上げますね。

    甘いもの好きにはたまらないお菓子メニューも豊富で、ケーキセット、ケーキ単品、バニラアイスクリーム、コーヒーゼリー、そして特性プリンなどが楽しめます。ただし、単品のケーキを注文する際は、別途ドリンクの注文が必要な点には注意が必要ですね。

    夕方からのひとときも充実しており、20:00にラストオーダーとなりますが、トーストやサンドイッチも5種類用意されています。これらの軽食メニューで、友達や仲間とくつろぎのひとときを過ごすのも素敵です。

    そして、このお店の定番商品は特製プリン。SNSで話題になり、調べると一番に出てくるほどの人気ぶり。その美味しさに期待が高まりますね。これからさらに多様な商品の楽しみ方が広がります!

    たくさんの種類の商品が用意されています!

    本日のケーキは別のメニュー表に書かれていました。

    レアチーズケーキとベイクドチーズケーキ、洋梨のタルト、レモンのタルトが用意されています。

    写真からは細部が見づらいかもしれませんが、商品の下には丁寧に書かれた説明が添えられています。これがあれば、注文に迷うことなく、自分にぴったりの一品を見つけることができるでしょう。商品のこだわりや特徴が食材を通じて伝わってくるので、食べる前から期待が高まります。

    食材が主に書かれているので、商品のこだわりがわかるのもポイントが高いです!

    イラスト付きで分かりやすく、その日に注文することができるケーキを見ることができます。

    3.実際に食べてみた!

    今回私は特製プリントホットコーヒーを注文しました。

    こちらのお店はホットコーヒーを注文すると、フォームミルクを追加するか聞いてくれるので、そちらもつけました。

    注文した商品

    • 特性プリン:800円
    • ホットコーヒー:700円

    計 ¥1500円

    こちらが届いた商品です!

    手元に届いたオレンジピールが乗ったプリンのビジュアルは、まさに芸術品のようです。

    一目見て、その美しさに心躍りました。

    プリンの表面に散りばめられたオレンジピールが、まるで宝石のように輝いています。その華やかな様子は、食欲をそそります。

    クリーミーな泡が上に広がっており、一口飲む前からコーヒーの贅沢さを感じさせてくれます。プリンとの相性も気になりますね。

    友人のアイスコーヒーのミルクのアレンジも面白そうですね。アイスコーヒーの爽やかさとミルクのまろやかさが絶妙にマッチし、新しい味わいが楽しめそうです。友人のセンスに感心しつつ、自分も試してみたくなりました。

    そして、カップにはお店のマークが書かれているとのこと。これはSNS映え抜群ですね!おしゃれなカフェ感覚を自宅で味わえるなんて、何とも贅沢な気分。写真を撮ってシェアするだけで、友達との交流も一層楽しくなりそうです。

    これからの食事タイムがますます楽しみになりました。この美味しさをシェアしながら、日常にちょっとした幸せを感じることができるのは、本当に嬉しいですね。

    河合らしい見た目とゴージャスな雰囲気が相まってとてもおいしそうです!

    いざ実食!

    プリンのほうをいただきます!

    この素晴らしいオレンジピール入りのプリンは、一口食べると口の中に広がる贅沢な味わいが楽しめます。まず、プリンのテクスチャーは絶妙で、固すぎず柔らかすぎないバランスが絶妙です。

    スプーンを入れる瞬間、なめらかでしっとりとした食感が感じられ、口に含むとまろやかな甘さが広がります。プリンの中には、程よい卵の風味が感じられ、一層美味しさを引き立てています。

    最近は固めのプリンや、やわらかさに全振りしたプリンを見ることが多いですが、この昔ながらの食感を感じることができるので、これぞ理想的なプリンの食感と言えるでしょう。

    そして、オレンジピールの存在感がまた絶妙です。プリンの上に散りばめられたオレンジピールは、新鮮で爽やかな香りを醸し出し、甘さの中にほんのりとした酸味を添えています。これがアクセントとなり、食べるたびに口の中で広がる奥深い味わいを楽しむことができます。

    さらに、オレンジピールの食感も楽しいポイント。しっかりと歯ごたえを感じることができる食感が、なめらかなプリンとの対比を生み出し、飽きずに食べ進めることができます。

    オレンジピールの微細な繊維が口の中で軽やかに溶け、余韻として残ります。

    このオレンジピール入りのプリンは、見た目の美しさと共に、味と食感のバランスが完璧な逸品です。贅沢な一品を味わいつつ、オレンジピールの爽やかなアクセントに心地よく包まれる時間は、まさに至福のひとときとなりました。

    見た目だけでなく、しっかりと味わいまで深く感じることができました。

    4.テイクアウト専門店

    喫茶店の横に広がる特別なエリアでは、お店の美味しい商品を手軽に楽しむことができるテイクアウト専門の魅力が広がっています。

    この場所は、お店の3代目店主が実現した洋菓子店。

    その思いが具現化され、ここでは六種類のケーキやクッキーなどが楽しめ、更にコーヒー豆も購入して帰ることができるそうです。

    オープンしたばかりのこの場所では、商品を購入したら、隣の喫茶室でその場で楽しむことも可能。お店の雰囲気を味わいながら、美味しいスイーツやコーヒーを楽しむことができます。

    また、自宅でリラックスしながらも堪能できるため、忙しい日常の合間にも手軽に美味しさを味わえるのがポイントです。

    喫茶室とは異なり、このテイクアウトエリアのオープン時間は11:00で、クローズ時間が20:00。

    喫茶室との時間が少しずれているので、訪れる際には注意が必要です。

    しかし、その分、喫茶室が閉まる前にこちらでスイーツやコーヒーを手に入れて、ゆっくりと楽しむこともできます。

    新しい味わいとくつろぎのひとときを求める方にとって、このテイクアウトエリアは絶好の選択肢と言えそうです。

    外観もお店とは少し違い、木の雰囲気が目立つようになっています。

    5.注意点

    私が行った日は

    • 曜日:土曜日
    • 時間:午後4時30分

    でしたが、20分ほどならんでから入店することができました。

    祝日に来店したこともあるのかと思われますが、平日のどの時間にお店の前を見ても混雑している様子を見ることができるので、待ち時間を覚悟することが必要です。

    昼から夜まで行列が絶えないほどの人気店であるため、余裕をもって訪れる方がいいかもしれません。

    混雑時にはサービスに時間がかかることも考えられるため、余裕をもったスケジュール調整が必要です。

    また、お店では現金のみの支払いが受け付けられる点に留意が必要です。クレジットカードや電子マネーは利用できないため、来店前に現金を用意しておくか、近隣のATMを確認しておくと安心です。

    さらに、未就学児を連れてお店に入ることはできません。お店の雰囲気や混雑状況を考慮し、未就学児をお連れの場合は代わりに託児サービスを検討するか、別の機会に訪れることが良いでしょう。

    喫茶店ではありますが、こちらのお店でhあ全面禁煙を行っています。

    喫茶店内の雰囲気を守ることや、文化財保護のためにも、こちらの協力が必要です。

    以上の注意点を踏まえつつ、このお店の特製プリンや多彩なメニューを楽しむことで、より快適で満足度の高い食事体験を得ることができるでしょう。訪れる前にこれらのポイントを把握し、スムーズな来店を心掛けましょう。

    6.まとめ

    ✓昭和9年創業の登録有形文化財にも認められたカフェ

    ✓伝統的な空間を楽しめる

    ✓ケーキやプリンなど、昔からのこだわりを感じる商品

    ✓店内が広く、最大40人収容可能

    ✓おすすめ度100%

    7.店舗情報

    店名:フランソワ喫茶室

    住所:京都府京都市下京区西木屋町通四条下ル

    電話番号:075-351-4042

    営業時間:10:00~22:00(21:30 L.O)

    支払い方法:カード不可、電子マネー不可、QRコード決済不可

    駐車場:駐車場無

    地図

    河原町にある昔ながらの雰囲気を楽しむことができる芸術的な喫茶店「フランソワ喫茶室」

    みなさんもぜひ行ってみてね!•ﻌ•